こんにちは、たかぎです🦥
私ごとですが、転職後仕事にも徐々に慣れ、念願だった社労士試験合格もでき、
そろそろ子どもが欲しいな〜と思っています。
普段の仕事(労務)では、出産を控えている社員に「産休・育休説明会」を実施し、
・産休中、育休中に受給できる手当
・休暇制度
等をご案内しているのですが、
「共働き夫婦の妻である私が、妊娠・出産したらどうなるのだろう?」
ということは、あまり具体的に考えたことがありませんでした。
今回の記事では、
まずは何よりも大事な「お金」に焦点を当てて、
共働き夫婦が、
妊娠・出産をしたときに「もらえるお金」について、
時系列にまとめていきたいと思います。
この記事が少しでも、妊娠・出産を控えていらっしゃるみなさんの参考になれば幸いです。
【前提】私のプロフィール
妊娠・出産をしたときに「もらえるお金」を計算するにあたり前提となる、
私のプロフィールをまとめました。
属性:既婚女性
住所地 : 東京都
出産前の働き方:一般企業の正社員
健康保険・雇用保険加入状況:加入済
出産前の月収:30万
出産後の働き方(希望):出産前と同様
【参考】
・出産予定日は「2023/8/8」で設定
・職場復帰は「2024/5/1」で設定
これくらいの情報をまとめておけば、もらえるお金の計算ができます。
東京在住共働き夫婦が「産休・育休中にもらえるお金」
育児用品カタログギフト(妊娠届提出時)
私が住んでいる自治体では、妊娠届提出時に助産師と面談をすると、1万円分の育児用品カタログギフトをいただけます。
もらえる「お金」ではなく、育児用品ではありますが、お金と同様にいただけるだけありがたいです。
東京都では多くの自治体で、同様の助成を行っています。
![](https://i0.wp.com/namakemonobu.com/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/870f74e19100562e27c27e16a0d715c1.jpg?resize=160%2C90&ssl=1)
出産準備金(妊娠届・出生届提出時)
令和5年1月以降に妊娠・出産した家庭に対して、国から支給される助成です。
金額は子ども1人あたり10万円で、現金給付かクーポンでの支給となる見通しとのこと。
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住んでいる自治体のHPも確認してみたのですが、
支給方法等の詳細はまだ決まっていないようでした。
個人的には「現金給付」だとより嬉しいなと思っています。
(出産育児一時金と合わせて「分娩費用」に充てたいです!)
出産手当金(産前産後休暇中)
出産手当金は、産前産後休暇中に健康保険から支給される手当です。
産前産後休暇は産前6週前から産後8週まで取得することができるのですが、
今回は14週フルで休暇を取得した場合の手当額を計算していきたいと思います。
計算にあたり、使用したツールはこちら。
![](https://i0.wp.com/namakemonobu.com/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/75cfbba89cf3b52169731893c3c968bb.png?resize=160%2C90&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/namakemonobu.com/wp-content/uploads/2022/12/7AC58217-546B-445B-BE8A-2539D7D8E41F.jpeg?resize=750%2C694&ssl=1)
出産予定日等、数項目を設定するだけで金額を算定してくれます…!
便利すぎる!
私の場合は産前産後休暇14週分として「653,366円」の出産手当金をいただける見込み、ということがわかりました。
ひと月あたり約20万円になります。
出産前の月収(30万円)と比較すると、かなりダウンするように見えてしまいますが、
産前産後休暇・育児休業中は社会保険料(健康保険料・厚生年金保険料)の支払が免除になるので、
実際の手取りとしては若干ダウンするかな?程度で済みます。
出産前後は何かと物入りだと思いますので、ありがたいですね。
出産育児一時金(出産時)
出産育児一時金は、出産時健康保険から支払われる一時金です。
2022年度までは「42万円」でしたが、2023年度から「50万円」に増額されるというニュースがありました。
![](https://i0.wp.com/namakemonobu.com/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/5db17bfae909ee8fe42c3b354013319f.jpg?resize=160%2C90&ssl=1)
現在私が住んでいる、出産地となるであろう東京都は分娩費用が全国的にみても高額です。
増額後の50万円でも、分娩費用全てを賄うには足りないかと思いますが、それでもありがたいニュースですね。
児童手当(出産以降)
児童手当は、0歳〜中学校卒業までの子どもを養育している方に支給される手当です。
(基本額:3歳未満の子は15,000円/月、3歳〜中学校卒業までの子は10,000円/月支給)
![](https://i0.wp.com/namakemonobu.com/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/f6ffef1eeeb78f092e1f65c3c88700b4.jpg?resize=160%2C90&ssl=1)
仮で設定した産休・育休期間(2023年8月〜2024年4月)では、
15,000円✖️9ヶ月🟰135,000円
支給される計算になります。
上記の金額を含め、1人の子の分として支給される児童手当の総額は、200万円弱に及ぶそうです。
子どもが大きくなるにつれて学費や習い事にかかる費用もかさんできますので、
使い方はよく考えたいなと思っています。
育児休業給付金(育児休業中)
育児休業給付金は、育児休業中に雇用保険から支給される手当です。
先ほど出産手当金を計算するのに利用したツールで、育児休業給付金も計算してみました。
![](https://i0.wp.com/namakemonobu.com/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/75cfbba89cf3b52169731893c3c968bb.png?resize=160%2C90&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/namakemonobu.com/wp-content/uploads/2022/12/CD7B9674-CAD2-4F2A-AC5C-76DE0E71710C.jpeg?resize=750%2C889&ssl=1)
仮で設定した育児休業期間は、
2023年10月4日〜2024年4月30日。
この期間でもらえる手当の総額は「1,356,000円」と出ました。
ひと月分に直すと、
2023年10月〜2024年3月は
201,000円、
2024年4月は150,000円支給されます。
産休と同様に、育休中も社会保険料が免除になるので、働いている時と手取りは大きく変わりません。
(2024年4月分だけは、手当の支給率がガクッと落ちるため、支給額が低くなってしまいます)
![ナマケモノ](https://i0.wp.com/namakemonobu.com/wp-content/uploads/2021/10/45085BFE-AFE8-422F-8203-DC2496D3995B-1.png?w=1256)
夫婦ともに育休を取得する場合は、
2人分給付金をもらうことができます。
【まとめ】私が産休開始から育休終了までにもらえる各種手当の総額は「約275万円」!
ここまででご紹介した各種手当と支給金額をまとめてみました。
手当の種類 | 支給金額 |
育児用品カタログギフト | 10,000円 |
出産準備金 | 100,000円 |
出産育児一時金 | 500,000円 |
出産手当金 | 653,366円 |
児童手当 | 135,000円 |
育児休業給付金 | 1,356,000円 |
総計 | 2,754,366円 |
改めて見てみると、
・出産手当金
・育児休業給付金
といった、休業中の生活を支えるための手当の額に驚かされます。
特に「育児休業給付金」は雇用保険から出ているのですが、
私が月々支払っている雇用保険料なんて1,500円程度ですので、そのコストパフォーマンスの高さに脱帽です…笑
妊娠・出産、それに続く子育てにはお金がかかります。
今回ご紹介させていただいたような各種手当をうまく使って、なんとか乗り切りたいですね。
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