【労務歴4年・社労士合格者が語る】「労務」が女性におすすめの職種である4つの理由【手に職×テレワーク】

労務

こんにちは、です🦥

私は一般企業の労務担当として約4年勤めています。

また、労務関連の資格として、

・社会保険労務士

・第二種衛生管理者

も取得しています。

これまで私自身が女性の労務担当者として勤めてきた中で、

「労務は、女性でも働きやすい職種だなあ」

と感じることが何度もありました。

(労務歴が長くなればなるほど、より一層そのように感じるようになりました。)

いつもは人事の影に隠れ、

何をやっているのかよくわからない謎の部門と思われがちな「労務」ですが、

働く女性達にぜひおすすめしたい職種です。

ということで、今回は

・そもそも「労務」とは?

・「労務」を女性におすすめしたい4つの理由

をご紹介します!

「労務」とは?

労務とは、人事・総務・法務・財務・企画といった職種の中の一つです。

私のような労務担当者は、一般企業の「労務部」「人事部」「総務部」等に勤めています。

各企業により多少異なりますが、労務担当者は主に以下のような業務を行っています。

①給与計算
②勤怠管理
③社会保険・労働保険手続
④各種協定の届出
⑤安全衛生委員会(or衛生委員会)の運営
⑥規程類の管理

…こうして並べてみると、一般の社員の方からは、見えにくい仕事ばかりですね。

労務の業務を一言でまとめると、

「『社員の働きやすさ』のために奔走する縁の下の力持ち」

というイメージです。

「労務」が女性におすすめの職種である4つの理由

手に職をつけるが叶う「専門職」で、転職しやすいから

労務は企業が従業員を雇う限り、必ず必要とされる仕事であり、

労働基準法・社会保険・労働保険各法等の法律知識や、

それに基づいた運用が要求される専門職です。

ですので、即戦力を求める企業の中途採用の求人が数多く出回っています。

一度労務の業務に就き、

最低でも3年以上、できれば5年以上の業務経験をきちんと積むことができれば、

転職も可能です。

(私が転職活動中目にした求人の中には、「人柄重視・業務未経験可」の求人もありました。

※待遇は経験者よりも低め。)

業務経験に加えて、社会保険労務士や衛生管理者の資格も取得しておくと、

業務経験や法律知識の証明となり、

より好条件の求人にアクセスしやすくなります。

労務は、

「手に職をつけ、どんな環境でも安定して働き続けたい!」

と願う女性には、ぴったりの職業です。

ナマケモノ
ナマケモノ

法律を扱う仕事なので、

法改正情報は常にキャッチアップしておく必要があります。

「労務」として働くことを望むならば、学び続ける姿勢が不可欠です。

テレワークやフレックス制など、働く場所や時間に融通が効く求人があるから

勤めている企業にもよりますが、

労務担当者としてテレワークやフレックス制を利用できる企業もあります。

労務業務そのものについても、

例えば、労務を代表する業務である「給与計算」は、

クラウド版の人事給与システムの普及により、

インターネットが繋がる環境であれば、どこでも業務を行うことができるようになりました。

ナマケモノ
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電車の車内広告などでよく目にする「給与奉行クラウド」などが、

人事給与システム(クラウド)として挙げられます。

女性の専門職としては、

「看護師」「介護士」「保育士」

などがよく挙げられますが、

これらの専門職では在宅で業務を行ったり、自己都合で働く時間を自由に変更することは難しいでしょう。

この点、労務であれば

「家庭の事情でテレワークでないと働くことが難しい」

「毎週平日の昼間に用事があるので、中抜けしたい」

というような希望に叶う求人もあります。

ナマケモノ
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実際私も、テレワークとフレックス制度を利用しながら働いています。

自分の都合に合わせて働けることが、とてもありがたいです…!

労務は、

「できるだけ自由に働きたい!」

と願う女性におすすめの職種です。

労働環境(労働時間・人間関係)が比較的整っているから

これも正直企業によるかとは思いますが、

これまで複数企業で労務担当者として勤めてきた経験からお話ししますと、

労務は他部署と比べて労働時間・人間関係ともに整っていると感じています。

労働時間について

労務担当者は、「働き方改革」の旗振り役です。

「長時間労働を是正しましょうー!」

「年休取得率を上げましょうー!」

と全社員に呼びかけているあの人こそ、労務担当者です。

旗振り役である労務担当者本人が長時間労働に苦しみ、年休もろくに取得できないなんてことがあれば目も当てられません。

(そのような会社は全社的に「ブラック」でしょう…)

少なくとも私が勤めてきた企業では、

労務担当者で

・残業が多すぎる

・年休を取得することができない(取得の見込みもない)

という人には、

まだ出会ったことがありません。

年末や年度末など、労務担当者として忙しい時期はありますが、

何かイレギュラーがない限り、

他部門と比べると労働時間としては比較的恵まれていると言えると思います。

人間関係について

主観になってしまい恐縮ですが、

労務担当者は総じて「良い人」(良い人に見える人)が多いです。

労務担当者には、

困っている社員から相談を受ける場面が多くあります。

例えば、

「妊娠したので産休を取得したいが、手続きはどのようにしたらよいか?」

「通勤中に事故に遭ってしまい…手続きを教えてほしい」

などといった相談を受けることがあるのですが、

手続きの流れを伝えるだけでなく、

「ご出産おめでとうございます!」

「その後いかがですか?」

と労務担当者から一言声をかけることで、

困っている社員も安心して相談することができます。

実際、労務担当者には、このような心配りや気遣いができる方が多いです。

そして、そのような同僚や上司と一緒に働けるということに

有り難みを感じています。

毎日気持ちよく働くためには、どんな仕事をするかよりも、誰と仕事をするかの方が実は大事だったりしますからね。

ナマケモノ
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労務に近接した職種に「人事」「経理」がありますが、

労務担当者として関わっている私の勝手なイメージとしては、

・人事…賢い、外面が良い、情に流されず冷静

・経理…賢い、厳しい、細かい

あまりいうと怒られそうですね。笑

どちらも労務より硬派な印象です。

女性としての経験や視点を活かすことができるから

女性には、妊娠・出産といった女性特有のライフイベントがあります。

それに続く子育てについても、まだまだ女性主体の印象は拭えません。

(男性の育休取得率は徐々に上がってきていますので、今後に期待ですね。)

女性社員の

・妊娠

・出産

・産休・育休取得、時短勤務活用

の際には、労務担当者が制度説明会や各種手続を行っています。

もし、実際に出産・育児を経験された女性が労務担当者として説明してくれるとなれば、

これほど心強いことはないでしょう。

政府や企業が女性活躍を積極的に推し進めている現状もあり、

これからの労務はますます、

女性としての経験や視点そのものを活かすことができる職種になると思います。

【まとめ】自由と安定を叶えるなら「労務」!

特に家庭と仕事との両立が求められる女性にとっては、

「就業場所・就業時間の融通が効くこと」

は仕事を選ぶ上で、一番重要な条件だと思います。

その点、ここまでご紹介してきた「労務」という職種は、

会社員としての安定を得ながらも場所や時間で融通が効く場合も多く

おすすめの職種です。

業務としても、

社員から感謝される場面が多く、

喜びややりがいを感じられるという意味でおすすめできます。

この記事が少しでも、

手に職をつけ、自由で安定した働き方を叶えたいみなさんの、職業選択の参考になれば幸いです。

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