こんにちは、たかぎです🦥
私は労務歴3年が経過した頃に、一度転職(異業種・同職種)を経験しています。
転職の目的は、
・労務経験者として転職し、「年収を上げたい」
の2点でした。
これを実現するために利用したサービスが、今回ご紹介する「転職エージェント」です。
この転職エージェントも何社か利用したのですが、
その中でも「使ってよかった!」と感じたエージェントをご紹介していきたいと思います。
JACリクルートメント
ハイクラス人材の転職を支援することを掲げている「JACリクルートメント」。
ハイクラスでも何でもない私が利用することになり、最初は少し構えてしまいましたが、
結果としては「利用してよかった!」と思えるエージェントでした。
利用したきっかけ
転職活動を始めた際、企業に関する口コミサイト「Open Work(旧Vorkers)」に登録しました。
OpenWorkに登録すると、社員や元社員の口コミから、
外からは窺い知れないその会社の「社風」「昇給ペース」「働きやすさ」が分かります。
転職エージェントと並ぶ、転職活動中に必ず利用してほしいサービスです。
ですが、この「Open Work」。
ただ個人情報を登録するだけでは、全ての口コミを見ることができません。
全ての口コミを見る方法はいくつかあるのですが、私は「WEB履歴書」を登録することで、
全ての口コミを見ることに成功しました!(閲覧可能日数の制限があります)
「WEB履歴書」を登録すると、その履歴書を見た企業やエージェントからスカウトメッセージが届きます。
「JACリクルートメント」の営業の方も、Open Workを通して声をかけてくださいました。
ハイクラス専門の転職エージェントってどんな感じなのかな、
と興味本位でお話を聞いてみることに。
使ってよかったポイント
「一般企業の労務」の転職市場に詳しい
当時、転職未経験だった私は、「労務」で転職したいということは決まっていたものの、
転職先企業の業種・規模・社風・在宅勤務の有無などのイメージが何もできていませんでした。
1社でしか勤めた経験がなかったため、
自分自身に合う企業がどのような企業なのかよく分からなかったのです。
そんな悩みをJACリクルートメントの担当者にお話しすると、
これまでの数多くの転職者のサポートをされてきたご経験から、
例えば、
・営業だと中小企業から大企業への転職は難しいが、労務だと培ってきた経験によっては中小企業から大企業の転職も可能
・今後年収を上げていきたいならば、労務だけではなく「人事」の経験を積むことができる企業に転職するのが良い
というような先々を見据えた具体的なアドバイスをしてくださいました。
こういった情報は転職者や求人企業の担当者と日々接している方からしか伺えないものですので、
転職先を決める上で大変参考になりました。
転職エージェントの担当者の中には、業界・業種の知識に乏しい方もいます。
何度かお話ししていると、担当者のレベルが分かってきますので、
「これはダメかな」と思ったら担当を変えてもらうか、
いっそエージェント会社を変えてしまうこともありだと思います。
求人企業担当=求職者担当のため、応募企業に詳しい
JACリクルートメントと他の多くの転職エージェントとの大きな違いは、「両面型」のビジネスモデルを採用しているということです。
両面型とは、一人の担当者が企業担当と求職者担当を兼ねている仕組みのことです。
求職者担当が企業の採用担当者とも直接連絡を取り合っているため、
求職者側からすると、
・応募企業の内情
・応募企業が求める人物像
について、精度が高い情報を教えてもらえるというメリットがあります。
転職活動は情報戦です。
希望に叶う転職を実現するためには、企業や業種・業界に精通している優秀なエージェントをうまく利用する必要があります。
JACリクルートメントは「情報戦に勝つ!」という意味で、
非常に優秀なエージェントであると感じました。
MS–Japan
管理部門・士業特化型の転職エージェントで知られる「MS–Japan」。
ここも使ってよかった転職エージェントの1つです。
「一番信頼できる」「今後も長くお付き合いしていきたい」と感じた担当者も、
このMS–Japanの方でした。
(担当者の「引き」がよかった部分もあると思っています)
「一般企業の労務」「士業事務所」どちらの転職市場にも詳しい
先にご紹介した「JACリクルートメント」の担当者は、
「一般企業の労務」については詳しいものの、
社労士事務所、税理士事務所といった「士業事務所」まではあまり把握されていないようでした。
(JACは士業事務所の求人をあまり扱っていないとおっしゃっていたので、おそらくその関係かと思います)
それと比較して「MS–Japan」の担当者は、
「一般企業の労務」「士業事務所」どちらの市場についても詳しく、
それぞれの特性(年収・働き方など)や転職後のキャリアプランを比較して教えてくださいました。
「労務の専門性を高めたいので、社労士・税理士事務所も転職先の候補に入れたい!」
という方には特に、MS–Japanがおすすめです。
労務の専門性を活かした転職先というと、
他にも「コンサル」や「シェアード会社」などがあります。
転職活動を始めたときは、
事業会社(一般企業)と
シェアード会社(企業グループの人事労務機能を一手に引き受けている会社)
の違いが分からず、混乱しました。
「自己分析」と「企業選び」を丁寧にフォローしてくれる
転職活動でまず始めにやるべき、一番大切なことって何だと思いますか?
「企業選び」「応募書類の作成」「転職経験者への聞き取り」
…色々なことが思い浮かぶことと思います。
そして、実際に転職を経験した私個人としては、「自己分析」が何よりも大切と感じています。
自分が
・どのような性格で、どのような社風に合っているのか
・どのような業務に適性を覚え、やりがいを感じるのか
を深く考えることで、
本当に自分に合った企業を見つけることができるようになります。
反対に、この自己分析を疎かにしてしまうと、
・何となく安定していそうな大企業
・とにかく年収の高い企業
にばかり気を取られ、転職後ミスマッチで早期退職…ということにもなりかねません。
「じゃあ自己分析をしよう!」
ということになるのですが、自己分析を一人で行うというのはなかなか難しいことです。
性格さえも、意外と自分自身では分かっていないものですから。
そこで登場するのが「転職エージェント」です。
転職エージェントの担当者とこれまでの携わった業務のことや、
将来のキャリアビジョンについて話すと、
「自分って『企業の安定性をかなり重視している』のだな」というような気づきが必ずあります。
転職エージェントの担当者からの、
「ナマケモノさんって、歴史の長い安定した企業に勤めていらっしゃいそうなイメージですよね」
というような言葉から、自分についてハッと気づかされることも何度かありました。
この「自己分析」とそれに続く「企業選び」について、
特に時間を割いて丁寧に実施してくださったのが「MS–Japan」です。
MS–Japanの担当者とのやりとりで、今でも印象に残っている場面があります。
当初私は「人事労務の専門性を高めるために転職したい」とMS–Japanの担当者にご相談し、
担当者からは
「労務を入り口として、将来的には人事にも携わることができる若い企業を狙いましょう」
と提案があり、私もその方針で求人を探すことに了承しました。
ですが、その後この条件に当てはまらない
「女性の働きやすさを打ち出している超安定企業(労務・人事部門以外への異動あり)」
に心が揺さぶられてしまったのです。
そのことをMS–Japanの担当者に話すと、
「改めて確認ですが、ナマケモノさんは、『専門性を磨きたくて転職する』のではないのですか?
だとしたら、その企業に入っても専門性は磨けないですし、
ナマケモノさんが目指しているとおっしゃっていた『どんな企業にも求められる人材になること』
は難しいですよ。」
とはっきり言われてしまいました。
私は、他のエサに気を取られて、本来の転職目的をつい忘れてしまったことを恥じたとともに、
「きちんと転職活動を見守ってくださる担当さんがいてくれてよかった…」
と心底ありがたく思いました。
MS–Japanの求職者担当全員が、こういったスキルを持っているとは言い切れませんが、
少なくとも私が出会った方は非常に丁寧に求職者と向き合ってくださる方でした。
労務担当者で転職をお考えの方にはぜひおすすめしたいエージェントです。
自己分析は家族にも手伝ってもらいました。
「テレワーク好きだよね」
「残業は意外と平気そうだよね」
と言われた時は、全く自覚がなかったので、
自分のことって自分では分かっていないものだなと実感しました。笑
リクルートエージェント
CMで目にしない日はない「リクルートエージェント」。
転職エージェントといえば、ここが思い浮かぶ方も多いかと思います。
リクルートエージェントについて思い浮かぶ利点はただ一つ…
求人数がとにかく多い
先にご紹介した2社にも勝る、
リクルートエージェント最強にして唯一の利点は「求人数の多さ」です。
どんなに担当者が素晴らしくとも、自分にとって良い求人がなければ、
転職エージェントを利用する価値が半減してしまいます。
そういった意味では、
他社より多くの取り揃えているリクルートエージェントは、
登録しておくべきエージェントだと思います。
ですが、ここまででお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、
個人的にはあまり好きな転職エージェントではありません。
(担当者の引きが悪かった)
リクルートエージェントを利用して、そこで素晴らしい担当者に出会えたなら、
鬼に金棒ですね。
これからリクルートエージェントを利用されるみなさんにおかれましては、
良い担当者に出会えるよう陰ながら祈っています…!
転職エージェントは掛け持ちOKです。
掛け持ちは至って普通のことなので、
各担当から責められるようなこともありません。
そう考えると、
・MS–Japan、JAC→自己分析、企業探し
・リクルート→求人探し
など、役割を少し変えて利用するのも良いかもしれません。
【まとめ】まずは使ってみるべし
求職者の転職エージェントへの登録・利用は基本的に無料です。
(費用は求人企業側が負担している)
ですので、エージェントを利用するメリット・デメリットをあまりごちゃごちゃと考えずに、
とりあえず登録してみるのも全然ありだと思います。
特に初めて転職に臨む方は、
担当者と話すことで必ず何らかの発見があるはずです。
それはもしかすると、「今は転職しない方が良いかも」という発見かもしれませんが、
それでも良いのです。
少しでも転職を考えているのなら(何なら考えていなくても)、
一度転職エージェントの担当者と話し、自分と働き方を見つめることから始めましょう!
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